Cisトリルキーやオフセット形状の理由

 楽器の話は、どうしても誤解を招きやすい・・・。

 モイーズが使用していたクエノン社の楽器、ならびにその市販モデルであるモデル・モノポール(モイーズモデル)を使用して演奏すれば「モイーズのような演奏ができる」とか「モイーズの演奏に近づく可能性がでる」とは思わない。

 モイーズモデルは確かに個性的な部分のある楽器ではあるが、モイーズの演奏においては楽器がおよぼすものより、モイーズ自身の要素がはるかに大きいと思う。しかし、僕はモイーズが設計にかかわり、終生使用したモイーズモデルとはどういう楽器だったのか?ということへの関心をどうしても捨てきれない。それは、モイーズが自身の演奏の道具としてこの楽器をなぜチョイスしたのか?を知ることは、モイーズが演奏において何を重要と考えていたかの一端を知ることになると思うからだ。

 世の中には完璧な楽器などない。

 だから多くのフルート奏者は、何か新しいものが楽器に加わるとそれを試さずにはいられない。数年おきに違う楽器に乗り換える奏者も多い。モイーズが使用したクエノンは生涯に1本だけというわけではないが、大雑把に言えばほぼ同じ形のクエノンを使用していた。モイーズに自社の新製品を使ってもらおうというフルート工房やメーカーはいくらでもあっただろうが、モイーズはたとえそのニューモデルを試してはみても、古びたクエノンに戻った。

 それは、クエノンが「名器」だったからだろうか?あるいは、モイーズにとっては「名器」だったと言ってよいのだろうか?僕はモイーズという人には一般的に言われている「名器」という発想がなかったのではないかと思う。楽器演奏をする上で、「名器」と呼ばれる楽器に対し自分の演奏に何かを加えてくれることを無意識のうちに求める傾向があるが、モイーズにそれはなかったということだ。

 だからこそ、そうではない何をクエノンのモデルに見いだしていたのか?ということに興味があるのだ。

 おわかりいただけるだろうか・・・?

 さて、しばらくこのシリーズも中座していたが、最近の掲示板でみやまえさんとのモイーズモデル談義の結果、長年漠然と考えてきたことが、ややクリアーになった。せっかくなのでご本人の了解の上で、ここにその過去ログを掲載させていただく。

(*みやまえさんは宮前丈明氏。Sonoreは室長。)


〜モイーズ研究室掲示板ログ〜

<素晴らしいページですね 投稿者:みやまえ  投稿日: 1月29日(火)17時00分43秒>

ちょっとだけ御無沙汰でした。本年もどうぞよろしく!

コルのページといい、テーヴェのサイトといい、感動的なページですね。あの掲示板の過去ログの密度の濃さには絶句。^^;ちゃんとフォローして自分の頭を整理してからあらためて御挨拶にうかがうつもりです。僕の掲示板も、近頃は金管の方が出入りしてくださっていて、大変勉強になっておりますが、肝心の僕自身がまだまだ「ハッタリ」の域を出ておりませんので、これを機会にペースアップして勉強していこうと思っています。

さて、コルとモイーズモデルの共通項というと、やはり機能美というのはあるような気がします。もちろん機能として何を求めるかというのは色々あるわけですが、その求める方向に類似性を感じます。まだ確信を持っているわけではありませんけど。たとえばモイーズモデルは世間一般の美的基準からいけば「ごちゃごちゃしている」「ごっつい」(=カヴァードであるからGオフセットだし、補助板、右手のボタン、Cisトリルキイなどが付いている)となるのですが、機能的には実にシンプルで合理的ではないかと思います。僕のエッセイではカバードホールであることが機能的には必要条件であることを書きましたが、最近では、Cisトリルキイも機能的合理性のために一定の役割を果たしているのではないかと考えるようになりました。よくわからないのは同一平面上のGオフセットで、これはモイーズモデルのオリジナルなアイデアではないはずなので、これを何のために採用したかですね。たぶん現代の製作者でも、「音響的に足枷になるのでは?」ということ以上の答を持っていないと思います。「それだけかな?」とは思うのですが、これ以上先に議論できる材料がありません。お金があれば、実験して確かめたいところです。

で、こういう「機能」から眺めてみると、たとえば同時代のルイロやボンヴィルの洋銀管(インラインリング)の「機能」とは対極に位置する、ということになるのでしょうね。こちらは「操作できない響きの不均等性」を持つ楽器の代表選手と言えると思います。(だから嫌い、じゃなくて、それはそれで好きですが。


<親戚 投稿者:Sonore  投稿日: 1月30日(水)12時35分37秒>

コルを初めて見たとき、親戚にお会いしたような感覚を受けました。

> ルイロやボンヴィルの洋銀管(インラインリング)の「機能」とは

> 対極に位置する、ということになるのでしょうね。

確かに、同じベーム式で同国人が作ったものなのに対極だと思います。

> 最近では、Cisトリルキイも機能的合理性のために一定の役割を果たして

> いるのではないかと考えるようになりました。

あれはトリルキーではありますが、僕はそれだけの意味ではないと思っています。あのホールがあることで妥協点ではないクロマティックのホールがそろい踏みすることになるのです。あのホールこそオープンホール派が言う「多くの換え指の可能性」につながる要素を持っているのでは?


<モイーズモデルのC#トリルキーなどについて 投稿者:Sonore  投稿日: 1月30日(水)22時21分10秒>

ベームの徹底的な改革路線には非常に理知的な妥協策も盛り込まれていて、C#ホールをサミング用のオクターブキーと兼用させたのも、そのひとつだと思います。このホールを解放したC#の音が「弱々しくうつろ」であることを逆利用してドビュッシーが「牧神の午後への前奏曲」を書いたという話をどこかで読んだ記憶があります。(基本原理をわきまえた設計の楽器で、まともな奏法の奏者が演奏すれば、それほど弱点となる音だとは思わないのですが・・・。)

しかし、C#トリルキーを配すことで、オクターブ内のすべての音に音響的に妥協のないC#ホールを得ることとなります。僕のCSモデルのC#ホールがモイーズモデルのものと大差ない場所にあるとすると、このC#ホールは輝かしいトリルを得るには少々役不足(C/C#はいいのですが、H/C#ではピッチが上がり切らない)で、むしろ正規のC#ホールとしての役柄が似合っているという感じがします。

実際、この楽器を得てから僕の潜在意識下では、本来あるべき位置にC#ホールが用意されていて、レバーを押しさえすればそれが開かれるのだという事実が(実際にそのホールを使うかどうかではなく)想像以上に重く認識されていることに気がつきました。もちろん、そのホールは一般的な運指の範囲内ではシステム上隔離されてはいますし、常用するには他の指が忙しすぎて無理があるのですが、そういうことではなく単にホールがあるという安心感とでも言いましょうか・・・。でも、これって音響的不確実要素を増長させるだけのオープンホールより、ずっと無害ではないかと思うんですけどね。(念のために言っておけば、このキーと他のトリルキーの併用でG/Aトリルは一般的に知られる運指より、はるかに正確なイントネーションを得られるという使用法もあります)

オフセット同一平面のキー(ホール)は、おそらく音響的にはなにがしかの影響があるでしょうね。なぜモイーズモデルにこの一般的ではないシステムが採用されたのでしょう?これは生前のモイーズにぜひ聞いておいて欲しかったことです。奏者に「何か」を与えてくれるためのシステムというシナリオではなく、もう少し思想的な角度から質問すれば、語らないこともなかったのではないかと思うと悔しい。

僕はこのオフセット同一平面+補助板には、どうしても他の指より弱くなりがちな薬指が、自然で楽なポジションでキーをより確実な圧で押さえる効果があるように思えます。(使用してみての感覚的な感想にすぎませんが)同様な理由で、小指に対するあの長く突き出たG#レバーも説明できるのではないでしょうか?


<あっ 投稿者:みやまえ  投稿日: 1月30日(水)22時49分59秒>

>あのホールがあることで妥協点ではないクロマティックのホール

>がそろい踏みすることになるのです。あのホールこそオープンホール派が

>言う「多くの換え指の可能性」につながる要素を持っているのでは?

なるほど、それでつながりました。僕は、その前段階のところまで考えていました。

音響の均質性のために必要と思いますが、それだけだったらダミーの穴でもよいですから、なぜトリルキイにしたのか?というところが説明できなかったんです。


<Cisトリルキイ補足など 投稿者:みやまえ  投稿日: 2月 1日(金)11時43分16秒>

>僕のCSモデルのC#ホールがモイーズモデルのものと大差ない場所にあるとすると、

>このC#ホールは輝かしいトリルを得るには少々役不足

モイーズモデルも同様です。ちゃんとコピーされていると思います。

>これって音響的不確実要素を増長させるだけの

>オープンホールより、ずっと無害ではないかと思うんですけどね。

僕はむしろ、機能的合理性には是非必要だったと思うようになりました。

CisトリルキイのないCSモデルはCの音が高かったと以前書きましたが、これはピッチの問題ではなく音の輝かしさが過度になる結果そう感じられたというのが正しいと思っています。ピッチは決して高くなかった。あそこに側孔が存在することによって、そういった響きの不均衡をならす役割を結果的に果たしていると考えています。


<補助板と長いGisレバー 投稿者:みやまえ  投稿日: 2月 1日(金)14時18分39秒>

>僕はこのオフセット同一平面+補助板には、どうしても他の指より弱くなり

>がちな薬指が、自然で楽なポジションでキーをより確実な圧で押さえる効果

>があるように思えます。

>同様な理由で、小指に対するあの長く突き出たG#レバーも説明できるのでは

>ないでしょうか?

これもインラインの逆を行く思想ですが、もう1つ重要なことがあって、それは左の脇の角度がより自由になるということです。これは実は呼吸筋の自由度にものすごく影響します。脇の角度、いいかえれば上腕の状態が横隔膜など呼吸筋に与える影響というのが、近年科学的に明らかになりつつあります。


<「A」音対策など 投稿者:Sonore  投稿日: 2月 2日(土)09時16分31秒>

楽器のスケールを決定するときに、C#サムホール(小さいホール)をいきなり設定することは不可能です。大きさが同じホールを用いて位置を決めて行きます。その後、トーンホールの大きさを変更したときにホールを移動させなければならない経験値を用いてホールの移動を行ないます。これはクーパー氏の文書による情報ですが、理屈にかなっている方法だと思います。

モイーズもあのスケールを決定するにあたり、同じような道筋をたどったのではないかと想像します。そして、小さなサムホール兼用のC#ホールを決定する前に、同じ大きさのホールでの検証、そして歌口に向かってホールを小さくしする段階で、C#ホールも音響的に正しい位置とサイズに配してみたのではないでしょうか?(何と言ってもソノリテの著者ですから自然な行動だと思うのですけどね。)つまり、他のホールの音はそれぞれ音響的に過不足ないホールサイズが与えられているのに(ベームの改良の根幹でもありますし)このC#だけは一般の楽器を使っている限り、まっとうなホールを与えられていない状況が存在するわけですから。

そして、みやまえさんがおっしゃるとおり、正C#ホールが存在することで楽器全体のバランスに影響が(良い方向で)出ていると思います。もちろん、このホールなしでも「同じピッチ」をえることは出来ます。しかし、同じソノリティーは得にくいと思います。

> インラインの逆を行く思想ですが

そしてインラインの楽器が持つ「同一平面による開口」は採用されているわけです。あの部分は楽器にとって重要な音「A」を作り出すホールですから、スケールにとっても最重要な場所の一つです。普通のオフセットの楽器ですと、あの部分は円周方向に沿って演奏者の外側に逃げてしまいます。

この現象を嫌ったということはないのかなぁ・・・。


<いろいろ納得 投稿者:みやまえ  投稿日: 2月 2日(土)11時59分43秒>

>これはクーパー氏の文書による情報ですが

いずれは入手したいと思いますが、彼はCisトリルキイの存在意義については何らかの見解を述べているのでしょうか?

>そして、みやまえさんがおっしゃるとおり、正C#ホールが存在することで楽器全体のバランスに

>影響が(良い方向で)出ていると思います。

ここが、なかなかメーカーさんには素直に理解してもらえない所でした。

ユーザーが、あそこに穴があるのを好まない現状もあるのですが。

>この現象を嫌ったということはないのかなぁ・・・。

そっか。なるほど。おっしゃる通りに思えてきました。

そうやって3次元的に考えると理にかなっていますね。

他にもちょっと考えていることがあるので、僕はインラインのカバードってのも作って比較実験したいことがあります。どっかのメーカーがスポンサーになってくんないかな~(笑)。


<インライン・カバード 投稿者:Sonore  投稿日: 2月 2日(土)17時50分44秒>

クーパー氏の文書というのは、ゴールウェイ氏の著書中でフルートの楽器製作に関して、クーパー氏が寄稿している部分のことを指します。これ以外にクーパー氏の資料は持っていないのですが、彼は彼の理想の楽器としてカバード、オフセットG、Eメカつきと言っていたように記憶します。

オープンホールに関してはほぼ否定的でした。どうしてもという場合には、オフセットGで右手のみオープンホールという案を彼は提示していましたが、そういう楽器にはお目にかかったことがないとも・・・。

> ここが、なかなかメーカーさんには素直に理解してもらえない所

なにせ裏G#ですら敬遠する禁欲主義者が多いですからね・・・。

楽器の構造をシンプルにするのはいいことなんですけど、だったらキーカップに対しても、他ホールからの影響の出方の図式がシンプルなカバードになぜ向かわないのか? このへんが矛盾してると思います。

> インラインのカバードってのも作って比較実験したいことがあります。

それ早く見てみたいですねえ。(^_^)できれば足部管もインラインにできないかな・・・!


<なにはともあれ 投稿者:Sonore  投稿日: 2月 2日(土)17時54分35秒>

モイーズ氏が、Aisレバーを犠牲にしてまで設けたC#トリルキーですから、(Aisレバー付もあったようですが)、何か重要なわけがあったとも考えられます。


<結局 投稿者:みやまえ  投稿日: 2月 3日(日)00時52分59秒>

>このへんが矛盾してると思います。

見た目(オブジェクトとしての美)最優先の中に機能を求めようとすれば、キイに穴をあけて機能を増やすという方法しかなくなるんでは?結局それで得られる機能というのもイネガル(不均等)なんで、それを是とする作品が、近代ではヴァレーズから始まって沢山作られてしまいました。しかし、CPEバッハやトゥルーの作品を知的に分析してみればわかることなんですが、彼らは当時の楽器の性質を踏まえた上で、音楽的な摺り合わせをきちんとしている。このことは逆にいえば、当時の楽器のことなんか何も知らなくても、知的な解釈ができる人ならばその作品が音楽的に何を求めているかがわかり、そして演奏できるわけで、それを実践したのがモイーズという人だったのです。

ロマン派の作品は当時の楽器つまりベーム以前の古典フルートで吹けばニュアンスが出やすく、それらの作品演奏に適している、ということを盛んに言っている笛吹きが誰かは知っています。でもそういう台詞は、タファネルやゴーベールの作品を、当時の楽器(つまりベームフルート)で当時のスタイル(つまりモイーズのゴーベールのライブ録音のスタイル、もしくはゴーベールの自作自演のスタイル)で感動的な演奏をしてから言ってくれないと全く説得力ないですね。トゥルーというのはショパンも一目置いた演奏家ですから、彼の作品における知性というのは当時の楽器に制約されるものじゃないんだな。


<古典フルートで吹けば 投稿者:Sonore  投稿日: 2月 3日(日)13時26分30秒>

> それを実践したのがモイーズという人だったのです。

たしかに。僕もそう思います。

> ベーム以前の古典フルートで吹けばニュアンスが出やすく、それらの作品演奏に適している

これは一理あるとは思いますが、楽曲はある程度は作曲者が知っている楽器やその奏者の特質に寄り添う部分があるのは当たり前です。そうなんですが・・・、楽曲の総ての部分がそうだというわけではありませんし、音楽の語法が当時の楽器の特質や個性、限界に対して寄り添うことはあっても、その逆、当時の楽器を使用することが、楽曲に近づく最短距離だというわけではないはずです。

> あそこに側孔が存在することによって、そういった響きの不均衡を

> ならす役割を結果的に果たしていると考えています。

これを理屈ではなく、体感できなければその恩恵にも限りがあるのかもしれない。

楽器を鳴らす、ということと楽器を道具として使用して音楽表現をめざすこととの間には大きな距離があるという気がします。ですから、こういう話題も字面が似通っていても、全く違うことを言わんとしているということが理解されにくいのかもしれませんね。


(過去ログ引用ここまで)掲載を快諾いただいたみやまえさんに感謝


ここで語られているC#トリルキーとは1909年にマダム・コルネリー・デルビュー・ローベがフランス特許を得たもので、B1/C2#、B2/C3#、C2/D2 、C3/D3 、F3#/G3#(もちろ ん異名同音の場合も)が、またC/Dトリルレバーと同時に操作することで、G3/A3トリルも快適なイントネーションで可能となる。このメカニズムはいたってシンプルで、C/Dトリルキーと左親指との間に通常の大きさの(当然、標準のC#ホールよりはるかに大きい)C#クローズドのキーを設け右手によるレバーで操作する。

(写真は私が所有するCSモデルのC#トリルキーとHキーを取り外したところ)

また、モイーズモデルの特徴的な同一平面オフセットGだが、以前からベームの改良システムであるボルヌ・ジュリオのシステムがこれとよく似たスタイルではないかと考えてきたが、なぜこの不思議なスタイルになったのかについて一つの仮説を思いついた。

ボルヌ・ジュリオのシステムではオフセットGのホールの近くに一般のベームシステムに はないいくつかの補助キー(側穴)が存在し、通常にG#、Aホールをオフセットするとそ れらのキーポストなどと場所がバッティングしてしまう。そのため管の円周にそってオフセットするのではなく、平行移動する形での同一平面オフセットを考案したのではないか?

というものだが。いかがなものだろう?

写真でジュリオのシステム(1900年モデル)を見るかぎり、ジュリオ独自のメカニズムを取り去ってしまえば、モイーズモデルとたたずまいが良く似ている。また、1922年モデルではC#トリルレバーのみでAisレバーが無いところも、モイーズモデルと同じだ。

(以上の資料はナンシー・トフ著「フルートはいま」(音楽の友社)による。)


またしても、とりとめなくなってしまったが。みやまえさんとの対話でC#トリルホールの存在の意味について、長らく考えてきたことが明確になったことはありがたい。

このC#トリルキーを無くして、同じピッチが得られる通常のC#ホールを設けることは、それほど難しいことではないが、楽器全体のバランスに関しては同じにはならないだろう。もっとシンプルに考えればよかったのだ、あの「ソノリテ」を若くして著したモイーズが何にこだわったのか?という風に・・・。

(2002年2月16日 室長Kirio)

マルセル・モイーズ研究室

「私の死後にも、音楽への敬意という伝統をフルートを吹く人々に残してゆきたいものだ」 マルセル・モイーズ 20世紀最大のフルート奏者の一人とも称されるマルセル・モイーズの足跡を辿るサイトです。 (スマホの方は左上のメニューバーからお入り下さい。)