About


20世紀で最も偉大なフルーティストの一人である彼の恩恵を受けた日本人フルート関係者は多い。しかし、モイーズとはいったいどういうフルーティストだったのか ということより、モイーズという偉い人に関わった「私」ばかりが横行しその真実の姿がこの国では語られることが少ない。SPレコード全盛時代(1920~30年代)に活躍したモイーズのレコードは数多いが、まともな日本語のディスコグラフィーすら見あたらないのが現状ではないか。21世紀を迎えるにあたりディスコグラフィーのないアーティストは、その顕彰が困難となり、モイーズの偉業も後世に正確に伝わらないではないかと危惧している。 モイーズの録音紹介を手始めに「研究室のようなもの」を運営してゆきたいと考えている。(室長 Kirio.1999)

モイーズのことを調べるといつも行き着いていた「モイーズ研究室」。ある日その存在が消えてしまっていることに気づいた。モイーズがパリで活躍した頃から100年近い月日が流れ、「ソノリテについて」だけはいつもフルーティストの側にあるけれど、モイーズを聴く人や語る人は減り次第に遠い存在となっていく中、「この灯火を消してしまってはいけない」と思い、室長に助手となることを申し出た。室長のこれまでの歩みに敬意を表し、モイーズ研究室開設当時からの情報をそのまま受け継ぎながら、次世代に伝えていくことができればと願っている。(助手 Sawako.2020)